れんぬメモ

ちまちま書い……てない

蠟引き

書き始めは何とかなるんです、れんぬです。ようやく東京に向かうのが明日、もとい今日です。実家での逗留は1ヶ月ほどですか。母親も「長かったような短かったような」とか言っていたそのまんまです。

 

今週もキリキリせずのんびり……って訳でもないですね。後半すんごい動いてました。

ただ前半戦のキリキリしてない部分ではマスクの(自主規制)のせいで私含めAndroid勢のスペースがお亡くなりだったのでより一層のんびりとしてました。WBC観てたり大相撲観てたりCiv6のMOD導入と試行したりしてましたね。おかげさまで手元のOneDriveのクラウドに新規のアップロードがされなくなりました。ドキュメントやピクチャをクラウド化したの、マイクロソフトのミスでは?

 

そんな今週のハイライトその1。

国立民族学博物館の特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」を見に行ってきました。ラテンアメリカ文化の民俗学的なものといえば、アステカ神話やオルメカ文化に由来するような巨石碑、サンポーニャケーナといったアンデスの楽器、腰布などに使うような絣などが思い浮かぶでしょうか。そんなものかな~、と思って最初に入って見えたのは、とても生活に根差したものでした。独特の絵のタッチで手押し車のようなおもちゃに、生誕祭の土人形、飾りひょうたんなんてものもありました。そこからしばらくすると動物や生活を描いた飾り布、祭祀などに使ったであろう仮面も出てきました。中にはヤシの実1つでうまくたわませて形にしたようなものも見受けられました。

……といけないいけない。大量にネタバレするといけないので軽く止めておきます。後半はかなりpolíticoな成分も強めになってきて何重にも味わいが広がります。

 

ここでワクチン4回目を入れて備え、ちまちまおバイトもこなし、昨日はようやく一息付けたような気がします。3年、いや、それ以上開いての母の実家への帰省でした。

とはいえ名目は吐血した祖母の見舞いであり、そこまで荷を下ろせるものではありませんでした。いくらあっちで豪勢な夕食が待っていても、こっちでは休みの父が明日出る私のために準備しているに違いないと。結局、あっちでは昼のうちに焼肉も寿司も喰らうことに。予告していればいつ来てもこうなってしまうらしい。

そうこうしていると同行してきた弟の話に。どうにも継ぎ手のいなかったこの家の農業を継ぎたいらしいのだ。本気かどうかは知ったことではないが、その道に進んでいきそうな気がする。ついでにこちらの実家の父を含めた3兄弟の遺産相続戦が起こりそうな空気の話も出た。そこまで聞いてきてようやく「大人の軋轢の世界に巻き込まれている」ことが鮮明になってきた気がする。

そこでふと頭に流れてきたのがRubén Bladesの"Plástico"だ。このブログを読んでいる人は「またあの人ですか」となりそうなので、分からない方は私の最初の方の記事を読んでいただくなどして知っていただくといいかもしれない。

歌詞自体は今しがたDeepLをかけてみた感じだと、いかなる人も外面を作っているものであって、その中には思惑がある。思惑は根気強く探れば必ず露わにできるものであり、これは人だけでなく国家も同じことだ。といった流れで最後のソモサ政権を倒せと促すようなくだりに繋がるような意味合いか。

どうにも少し疲れたらしい、と帰り際に玄関から出て目の前の田に降る雨を見ているといくぶんか楽になった気がする。流れてきた音楽も合わせると結局どこかで読んだような空気感になってきた気もした。

 

……っていけないいけない。なに途中で書きぶりが素の表情に変わってんですか。どっちかにまとめなさいよ。

小田原通過のアナウンスからもう5分10分過ぎたでしょうか。帰り着いたら近くの図書館で読み切れていないマルケスなりボルヘスなりを読みたいような気分です。